柳川の歴史
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柳川地域の歴史は、約2千数百年前の弥生式土器が柳川市郊外の蒲池地域に出土していることから古く、その頃からこの地域で稲作が始まったと推定されているが、都市としての柳川は、戦国時代に柳河城主の蒲池氏の城下として生まれ、安土桃山時代は田中氏の、江戸時代は立花氏の柳河藩の城下町となり現在に至る。
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l 掘割の歴史
柳川は、非常に平坦な地形で、かつては水に恵まれない低湿地でした。1200年前ぐらいには、水田のための水路が多く作られました。その後、江戸時代に柳河藩は、飲み水、農業用、舟運や戦時の防衛のために、水路を本格的に修復して、今のような掘割を創り出したのです。柳川の掘割は、人々と自然との戦いと調和・共生の賜物といえます。市内の水路の総延長は、実に470キロメートルもあります。
柳川の水辺の景観は、ドンコ船に乗ってながめます。冬は、コタツ船になります。12人乗りの船もシーズンになると、乗船まで待たされてしまう。1時間ほどの行程で、水門をくぐり、家々の暮らしと水路が一体となった様子が楽しめます。水辺には、赤レンガ倉庫の並倉(明治後期の味噌醤油の工場)、殿さん屋敷「御花」のなまこ壁といった名所や柳・しょうぶ・つつじなどが季節の変化を感じさせて、美しく眺められます。また、水路に接した人々の暮らしが、水と共存して営まれていることも、また楽しい。ヨーロッパのベニスやブリュージュ(ベルギー)などの水路景観と比較して、自然の豊かさや人々の生活との一体性が柳川の特徴だと思います。
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柳川の文化
■川下り
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明治以降は、さかんに「川遊び」が行われていたようです。川での漁はもちろん、「どんこ船」をたくみに操って川で遊んでいました。また堀に面した家々では小舟を所有し、移動の際に利用しており、舟は柳川の生活に欠かせない道具でもあったのです。
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■柳川にゆかりのある偉人
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柳川ゆかりの偉人といえば北原白秋です。
1885年(明治18年)柳川藩御用達の海産物問屋を営む旧家(現・白秋生家)に生まれ、1904年(明治37年)に早稲田大学に入学。学業の傍ら詩作に励み、1909年(明治42年)処女詩集「邪宗門」を発表。2年後、詩集「思ひ出」を発表。名実ともに詩壇の第一人者となります。
その後も、「東京景物詩」「桐の花」などに代表される詩歌集、「とんぼの目玉」、「赤い鳥」などの童謡集などさまざまな分野で次々と作品を発表。
「雨ふり(雨雨フレフレ)」、「待ちぼうけ」、「からたちの花」・・・。
聴いたら誰もが知っている、今なお、語り継がれる作品を数多く残しています。
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白秋は『水の構図』のなかで、「水郷柳河こそは、我が生れの里である。この柳河こそは、我が詩歌の母體である」と、死に至る病床で綴っています。若くして柳川を去った白秋でしたが、彼の詩作には水郷柳川そして沖端の影響が色濃く感じられます。
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福岡県柳川市沖端町29-1
0944-72-2404
北原白秋記念館のホームページ
柳川のみどころ
■からたち文人の足湯
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〒832-0057 福岡県柳川市弥四郎町9
0944-73-8111
柳川温泉の湯を使用した足湯。壁には北原白秋、長谷健、檀一雄など柳川ゆかりの文豪を紹介するパネルを展示。70人が同時に浸かれる広々とした空間で、のんびりと疲れを癒そう。
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■旧戸島家住宅
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〒832-0067
福岡県柳川市鬼童町49-3
TEL:0944-73-9587
主屋は、柳川藩中老の吉田兼儔の隠居所として、文政11年(1828年)に庭園とともに建設されたとされる(寛政年間建築の伝承もある)。数寄屋風の葦葺2階建という文人趣味の主屋に掘割の水を活用した庭園を配するという、水郷柳川の侍屋敷の特徴を備えている。
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柳川のイベント
■春 柳川雛祭り さげもんめぐり
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柳川では初節句に「さげもん」飾りを送る風習がある。江戸末期頃に始まったと言われ、女の赤ちゃんが、元気で丈夫にそして一生幸せに育ってほしいという願いを込めて、祖母や母親、親戚や友人が、着物の端布や布団の残り布を利用して様々な縁起物を作って贈った。その「さげもん」を広く皆様に見ていただこうと始まったお祭り。期間中には市内のあちこちで様々なイベントが用意されている。
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■夏 花しょうぶ
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柳川市の川下りの船に揺られて約1時間半の間に花菖蒲を楽しむことができます。
場所は、川下りの中間の位置で、樺島菖蒲園に定植されています。
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■秋 おにぎえ(どろつくどん)
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【おにぎえ】とは、「大賑わい」が転じた柳川秋祭りの呼称です。江戸後期の文政9年(1827年)に柳川藩祖ら3神を祀る「三柱神社」が創建され、それを祝って【どろつくどん】が奉納されたそうです。【どろつくどん】は県無形民俗文化財ですが、柳川中心部の問屋街の人々が、「江戸の神田囃子」を元に、「京都祇園の山鉾」を参考にして山車(だし)を作ったそうです。
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■冬 こたつ舟
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写真をご覧ください。なんと舟の中にこたつがあるんです!
そう、冬の時期には火鉢で暖めたこたつが舟に乗せられるのです。
1967年から運行され、今では柳川の冬の風物詩となっています。
こちらは12月から2月の期間楽しめます。
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柳川のグルメ
■柳川なべ 福柳
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福岡県柳川市沖端町29-1
0944-72-2404
昔から知られている柳川鍋は土鍋にさかがきごぼうを敷き、どじょうを入れ、とき卵をかけて弱火で煮た素朴な料理で珍味です。
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■うなぎせいろ蒸し 元祖 本吉屋
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〒832-0065 福岡県柳川市沖端町26
0944-72-3163
当 本吉屋は、天和元年(1681年)”うなぎのせいろむし”を世に出して以来今日まで、三百有余年間、初代秘伝のタレと料理技術を忠実に継承してまいりました。現在では”うなぎのせいろむし”は、柳川の名物料理として広く全国の方々のご愛顧をいただいております。
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元祖 本吉屋 ホームページ
■うなぎのせいろ蒸し 若松屋
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福岡県柳川市沖端町29-1
0944-72-2404
うなぎ料理 若松屋ホームページ