革靴はしっかりしているように見えて、意外と繊細なもの。扱い方を間違えれば、あっという間にダメになってしまいます。しかし、正しくお手入れしてあげればそれに応えてくれます。お気に入りのアイテムを長く楽しむ為に、革靴の正しいお手入れ方法を確認しておきましょう。
革靴のお手入れきちんとしてる?
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これさえあれば、コーデ全体が引き締まる…革靴は、そんなフォーマルな雰囲気をもったアイテムのひとつ。でも、きちんとお手入れをしなければ、せっかくの革靴もなんだかみすぼらしくなってしまいます。
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こんな状態や…
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こんな状態では、どんなにお気に入りの革靴でも、履くのを躊躇ってしまいますよね。
革靴のメンテナンスって大変そう…と思われるかもしれませんが、意外と簡単にピカピカな状態に出来るんですよ!
専門店にクリーニングに出すという方法もあるので、面倒臭がりさんでも大丈夫です♪
1.専門店でクリーニング
毎日のお手入れはともかく、数週間に1回のメンテナンスの為に道具や薬品を揃えるのは面倒…という人は、専門店にお願いするのをオススメします。
靴のメンテナンスにはいくつかの行程があるので仕上がりの差も大きく異なりますし、プロなので安心して任せる事が出来ます♪
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メンテナンス前後ではこんなに差が!
左:メンテナンス前 右:メンテナンス後
場所によって多少値は張りますが、何足も持っている人でも一気にやってもらえるのが専門店に頼むメリットでもあります。
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革靴を何足も所持していると、全部自分でメンテナンスするのはとっても大変!
近くに靴磨きの専門店がない場合でも、出張・宅配サービスをしてくれるお店もありますよ。
靴みがき本舗
靴磨きなら新橋・横浜の靴みがき本舗へ。港区新橋汐留の靴磨き専門店(靴磨きのサービス)。靴みがき本舗では女性1人でもお気軽にご来店いただけるよう女性スタッフも常駐しております。
Burnish
関西初、大阪本町の靴磨き専門店「Burnish」が12月7日にオープン!紳士靴・婦人靴等あらゆる靴をケアします。
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無店舗の為、サービスは出張・宅配となります。
2.自分でメンテナンス
愛着のあるアイテムは自分でケアしたい!という人はこちらを参考にしてみて下さい。
1本で複数の役割のあるクリームなども販売されているので、意外と簡単に出来ますよ!
■道具を揃える
ステインリムーバー・防水スプレー・靴クリーム・ブラシ・靴磨き用のクロスなどがあれば基本的なケアが出来ます。
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コロニルウォーターストップチューブ
¥1,470
こちらは1本で複数のクリームの役割(汚れ落とし・ツヤ出し・防水・補色など)を担えるクリーム。スキンケアでいうところのBBクリームのようなものですね。
■メンテナンスの流れ
毎日のお手入れ(シューツリーとブラッシング)以外のメンテナンスは、3週間に1回程度でOK!
メンテナンスは以下の手順で行います。
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1.ステインリムーバーで汚れ・古いクリームを落とす。
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3.塗りムラがなくなるように、全体をブラッシングする。
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4.ツヤ出し用のクロスで磨く。
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革靴は靴工場から長い距離と時間を経て私たちの元に届きます。
その為、買った直後でも意外と革靴が疲れてしまっている、なんてことも…
ですのでお手入れは、購入直後にもやるとより靴が長持ちしますよ!
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新品の革靴を手に入れると、すぐに履きたい気持ちになるのも解ります。
しかし、履く前に一度簡単なお手入れをしてあげる事で革靴の寿命は格段に伸びます。
また革が保湿され柔らかくなるので、足馴染みも早くなり、トラブルも減少します。
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革自体を水やトラブルに強くする「ベースケア」をはじめましょう!
新品を購入したらすぐにフッ素系の防水スプレーをするのが基本です。
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3.毎日のお手入れ
■シューツリーで型崩れ防止
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一日分の汗を吸った革靴は柔らかく、そして重くなっていて非常に型崩れしやすい状態です。
革靴の使用後はシューツリーを入れ、型崩れ防止を心がけましょう。
1日歩いた靴はアッパーの屈曲部分に深いシワができます。(つま先の部分が反り返った状態になる)
この状態で靴を放置すると反り返ったまま革靴が固まってしまいます。
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そして、固くなったシワの部分は時間がたつとひび割れを起こします。
一度ひび割れを起こしてしまうと革は元の状態には戻りません。
そうならないために、シューツリーを毎日入れて深いシワができないようにしましょう。
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雨の日など、革靴全体が水浸しになってしまった場合は、シューツリーでの型崩れ防止の前に、新聞紙を入れて吸湿するようにしましょう。
■ブラッシング
革靴についた砂などの汚れを落とすのがブラッシングの役目。
これを怠ると、皮に傷がついてしまいます。
全面に、丁寧にブラッシングしましょう。
出典: www.columbus.co.jp
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雨でぬれた場合、革にほこりが張り付いてしまっているのでブラッシングすると逆に革を痛めます。
その場合、ブラッシングはしないで革が乾いてからブラッシングします。
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コロニル Collonil 皮革に優しい 馬毛ブラシ
¥1,232
革靴の表面には、柔らかい馬毛ブラシがおすすめ。
TECT(テクト) 良質豚毛のツーウェイ 靴ブラシ & ベロア調ポーチ シューズブラシ 靴用ブラシ 豚毛 ミニブラシ 靴みがき お手入れ ジャーマンブラシ
¥998
靴底はしっかり汚れを落とせる、硬めの豚毛ブラシを使うと良いでしょう。
4.やってしまいがちなNGお手入れ
■毎日クリームを塗る
靴を大切に扱うあまり、毎日靴磨き用のクリームを塗ってしまうのはNG。
かえって皮を傷めてしまったり、皮の風合いが悪くなってしまいます。
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せっかくの皮にヒビが入ってしまうことも…
■古いクリームは磨く前に落として!
古いクリームの上からどんどん重ね塗りをすると、靴の皺の間に入り込んだ古いクリームが乾燥し、ひび割れを作ることがあります。靴を磨く前に、ステインリムーバーで汚れと一緒に古いクリームをしっかり落としましょう。
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靴を磨く前に、まず汚れと一緒に古いクリームを落とします。
いかがでしょうか?
簡単だと思う人、大変だと思う人、人それぞれだと思います。
でも、「お気に入りの革靴を長く使いたい!」という思いは共通なんじゃないでしょうか。
専門店に持っていくもよし、時間と愛情を掛けて自分でケアするもよし…お気に入りのアイテムを長い間使えるといいですね♪